伊藤沙莉さんはどんな学校に通い、子役から人気女優へと歩んできたのでしょうか。
朝ドラ『虎に翼』での活躍が印象的ですが、子役時代には仕事が減り、悩んだ時期もあったそうです。
この記事では、伊藤沙莉さんの学歴と経歴をたどり、学生時代の過ごし方や大学へ進まず女優の道を選んだ決断をご紹介します。
出身校について伝えられている情報とともに、苦しい時期を経て『ひよっこ』でブレイクするまでの歩みがわかります。
伊藤沙莉のプロフィール
- 名前:伊藤沙莉(いとう さいり)
- 生年月日:1994年5月4日
- 出身地:千葉県
- 職業:女優
- 所属事務所:アルファエージェンシー
- 主な出演ドラマ:『女王の教室』『ひよっこ』『獣になれない私たち』『大豆田とわ子と三人の元夫』『ミステリと言う勿れ』『虎に翼』
- 主な出演映画:『ちょっと思い出しただけ』
- 声優としての代表作:『映像研には手を出すな!』『映画 えんとつ町のプペル』
- 特徴:ハスキーボイスが特徴。子役時代から活動し、2024年にはNHK連続テレビ小説『虎に翼』で主演を務めた
- 家族:兄は、お笑いコンビ「オズワルド」の伊藤俊介
ドラマや映画で見かけない日はない、と言ってもいいくらい活躍している伊藤沙莉さん。
千葉県で生まれて、9歳から芝居の世界にいる、かなりのベテランなんです。
まずは基本のプロフィールや家族、あのクセになる声のことから見ていきましょう。
生年月日は1994年5月4日、所属はアルファエージェンシー:
伊藤沙莉さんは、1994年5月4日生まれで、千葉県の出身です。
名前は「さいり」と読みます。
初めて見たとき、ちょっと読めなかったという人も多いんじゃないでしょうか。
所属している事務所は「アルファエージェンシー」です。
女優としての仕事が中心ですが、ナレーターやタレント、歌手としての顔も持っています。
デビューは2003年で、当時まだ9歳でした。
2026年の今で数えると、芸歴はもう20年をこえています。
32歳(2026年現在)という若さでこの芸歴というのは、なかなかすごいですよね。
これまでに「ブルーリボン賞 助演女優賞」や「エランドール賞 新人賞」など、たくさんの賞を取ってきたそうです。
2024年には『虎に翼』で「ザテレビジョンドラマアカデミー賞」の主演女優賞、2025年には「放送文化基金賞」の演技賞に選ばれています。
脇役で光る時期が長くて、そこから主演女優へと階段をのぼってきた人です。
だからこそ、どんな役を演じても「この人なら大丈夫」と思わせる安心感があるのかもしれません。
兄はオズワルド伊藤俊介、夫は劇作家・蓬莱竜太
伊藤沙莉さんの家族で有名なのが、お兄さんです。
お兄さんは、お笑いコンビ「オズワルド」でツッコミを担当している伊藤俊介さんです。
M-1グランプリの決勝にも何度も出ている人気芸人なので、テレビで見たことがある人も多いはずです。
兄と妹がそろって芸能界で活躍しているって、なんだか不思議な感じがしますよね。
2人はテレビやラジオでおたがいの話をすることもあって、仲のよさが伝わってきます。
そして、旦那さんは劇作家で演出家の蓬莱竜太さんです。
2024年の年末に結婚していたことを、2025年1月4日に自分のネットラジオ番組「伊藤沙莉のsaireek channel」で発表しました。
テレビの記者会見ではなく、自分のラジオで伝えるところが、伊藤沙莉さんらしいなと感じます。
蓬莱竜太さんは、舞台の世界でとても評価されている人です。
実は2026年の秋には、蓬莱竜太さんが書いて演出する舞台に、伊藤沙莉さんが出演することも決まっています。
夫婦でひとつの作品をつくるとなると、どんな舞台になるのか気になってしまいます。
特徴的なハスキーボイスはナレーターとしても高評価
伊藤沙莉さんといえば、やっぱりあの少しかすれたハスキーボイスです。
一度聞いたら忘れられない声ですよね。
この声は、女優としてだけでなく、ナレーターとしても高く評価されています。
特に話題になったのが、2021年のドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』です。
松たか子さんが主演したこのドラマで、伊藤沙莉さんは物語の語りを担当しました。
テンポのいいナレーションが「クセになる」と話題になり、ドラマの空気をつくる大事な存在になっていました。
ほかにも、NHK Eテレの『100分de名著』での朗読や、『カラフルな魔女の物語』などで語りを担当しており、やわらかい声の使い方でも高く評価されています。
明るいドラマから、じっくり見るドキュメンタリーまで、作品に合わせて声の色を変えられるのがすごいところです。
顔が映っていなくても「あ、伊藤沙莉さんだ」とすぐわかるのは、それだけ声に個性がある証拠なのかもしれません。
伊藤沙莉の学歴|小学校・中学校時代はダンスと子役に熱中
今では演技派として知られる伊藤沙莉さんですが、子どものころはダンスに夢中な女の子でした。
そこから子役の道に進み、学校生活と仕事を両立する毎日が始まります。
小学校と中学校時代のことを、順番にたどってみましょう。
3歳でダンスを始め2003年に大会2冠を達成した小学生時代
伊藤沙莉さんがダンスを始めたのは、3歳のころだと言われています。
もともとは女優ではなく、ダンサーになりたかったそうです。
小学校は、地元・千葉市にある千葉市立みつわ台北小学校に通っていたと言われています。
ダンスの腕前はかなりのもので、2003年には大きな大会で結果を残しました。
「ALL Japan Dance Contest」の東京予選で優勝し、さらに「サンリオダンスコンテスト」のキッズ部門でも優勝したんです。
同じ年に2つの大会で優勝なんて、小学生にしては本当にすごいですよね。
しかも、この2003年は女優デビューした年でもあります。
ダンスで結果を出しながら、ドラマの世界にも足をふみ入れていたことになります。
9歳の女の子にとっては、かなりいそがしい1年だったはずです。
今でもCMでキレのあるダンスを見せていることがありますが、あの動きは子どものころの積み重ねがあってこそなんだと思います。
演技のときの体の使い方や、リズム感のいいセリフ回しにも、ダンスの経験が生きているのかもしれません。
出身中学は千葉市立みつわ台中学校
伊藤沙莉さんの出身中学は、千葉市立みつわ台中学校だと言われています。
2007年4月に入学して、2010年3月に卒業したという情報があります。
ただ、本人がインタビューで学校名をはっきり言ったことはないようで、ネット上では別の中学校の名前が出ることもあります。
中学生のころには、もう子役としてドラマに出た経験がありました。
平日は学校に通って、仕事があれば撮影現場へ向かうという生活です。
友だちと遊ぶ時間や、テスト勉強の時間をやりくりするのは大変だったと思います。
部活や行事もある中学生活で、大人にまじって仕事をするって、想像するだけでもハードですよね。
それでも学校をおろそかにせず、仕事と勉強を両立させていたそうです。
中学時代は、華やかな仕事のイメージとは反対に、思いどおりにいかない悩みも多かった時期でした。
その苦しい時間については、次でくわしく見ていきます。
「売れない子役」と呼ばれた中学時代の苦悩とオーディション
『女王の教室』で強い印象を残した伊藤沙莉さんですが、中学生になるころから仕事はだんだん減っていったそうです。
学校では「売れない子役」と呼ばれていたことを、本人がインタビューで明かしています。
思春期の中学生がそんなふうに言われたら、かなりつらいですよね。
オーディションにもたくさん行きましたが、落ちることが多かったそうです。
まわりには、かわいくて華やかな女の子たちがずらりと並んでいます。
その中で、伊藤沙莉さんは自分のことを「タヌキ」と呼んでいたこともあったそうです。
子役時代のオーディションでは、審査員にものまねをするよう言われたのに、断ってしまったこともあったと話しています。
あとから「かわいげのない子どもだと思われた」と後悔したそうで、なんだか人間らしくて共感してしまいます。
朝ドラのオーディションにも何度も落ちていて、「朝ドラはコンプレックス」とまで思っていた時期があったそうです。
それでも女優の道をあきらめなかったからこそ、のちの大きなチャンスにつながっていきました。
伊藤沙莉の学歴|高校は千葉県立若松高校
中学を卒業した伊藤沙莉さんは、地元・千葉の高校に進みます。
高校時代もドラマの仕事を続けながら、しっかり卒業までたどり着きました。
そして卒業のタイミングで、人生を決める大きな決断をすることになります。
千葉県立若松高校時代はドラマ出演と学業を両立して卒業
伊藤沙莉さんの出身高校は、千葉市若葉区にある千葉県立若松高校だと言われています。
本人が学校名を公表したことはないものの、いろいろな情報から知られるようになったようです。
お兄さんのオズワルド伊藤俊介さんも同じ高校の出身だと言われています。
2人は5歳離れているため在学期間は被っていませんが、兄妹そろって同じ学校の卒業生ということになります。
高校時代も、芸能の仕事はずっと続けていました。
2010年代に入ると、学園ドラマを中心に少しずつ出演が増えていきます。
制服を着て撮影現場に行き、また制服を着て学校に行く、なんて不思議な毎日だったかもしれません。
撮影で学校を休むこともあったはずなので、授業についていくのはかなり大変だったと思います。
それでもきちんと高校を卒業したところに、まじめな性格が出ていますよね。
役者として悩みが多かった中学時代から、少しずつ現場での経験を積み重ねていったのが高校時代です。
この3年間が、あとで女優一本でやっていく覚悟を決める大事な時間になりました。
大学に進学しなかった理由|高校卒業後は女優業一本に専念
伊藤沙莉さんは、高校を卒業したあと大学には進学していません。
その理由は、女優の仕事に全力をそそぐと決めたからだそうです。
インタビューでは「9歳から俳優をしてきましたが、この仕事でやっていくと腹をくくったのは、高校を卒業するときでした」と話しています。
9歳から仕事をしていたのに、本当の意味で覚悟を決めたのは18歳ごろだった、というのがなんだかリアルですよね。
子役のころは、まだ「やらせてもらっている」という感覚もあったのかもしれません。
ちなみに、お兄さんの伊藤俊介さんは駒澤大学文学部へ進学し、卒業後に芸人の道へ進みました。
同じ高校から、兄は大学へ、妹はすぐに芸能界へと、まったく違う道を選んだのはおもしろいところです。
大学に行かなかったぶん、伊藤沙莉さんは10代後半から20代前半を現場で過ごしました。
脇役でもとにかく経験を積み、少しずつ名前を知られるようになっていきます。
あのとき女優一本にしぼった決断が、のちのブレイクにつながったと考えると、ちょっと胸が熱くなります。
伊藤沙莉の経歴|9歳の子役デビューから『女王の教室』で注目:
ここからは、伊藤沙莉さんの女優としての歩みを見ていきます。
9歳でのデビューは、いきなりむずかしい役からのスタートでした。
子役時代の代表作から、10代後半の学園ドラマまで、順番にふり返ってみましょう。
2003年『14ヶ月〜妻が子供に還っていく〜』で9歳デビュー:
伊藤沙莉さんのデビュー作は、2003年のドラマ『14ヶ月〜妻が子供に還っていく〜』です。
このとき、まだ9歳でした。
演じたのは、体が少女に若返ってしまった女性研究員という、かなり変わった役です。
見た目は子どもだけど、中身は大人の女性という難しい設定ですよね。
しかも伊藤沙莉さんは、それまで演技の経験がまったくなかったそうです。
ダンサーを目指していた女の子が、いきなりこんな難役に挑戦したわけです。
大人のセリフを、大人の気持ちで話さないといけないので、相当苦労したと思います。
それでも見事にやりきったことで、女優としての第一歩をふみ出しました。
同じ2003年には、ダンス大会で2つの優勝も手にしています。
ダンスと芝居、どちらにも才能を見せた1年だったんですね。
このデビュー作をきっかけに、伊藤沙莉さんは少しずつドラマの世界へ引きこまれていきます。
最初から「普通の子役」とはひと味ちがう役だったのが、今の個性派女優としての姿につながっているように感じます。
2005年『女王の教室』『みんな昔は子供だった』で存在感
2005年は、伊藤沙莉さんにとって大きな年になりました。
この年、ドラマ『女王の教室』と『みんな昔は子供だった』に出演しています。
特に話題になったのが『女王の教室』です。
天海祐希さんが冷たくてきびしい先生を演じた作品で、当時すごく話題になりましたよね。
伊藤沙莉さんはこのドラマで、いじめっ子の役を演じました。
まだ11歳ほどでしたが、子役とは思えないほど強い存在感を残したと言われています。
いじめっ子役がリアルすぎて、見ていてちょっとこわかったという人もいるかもしれません。
それだけ役になりきれていた、ということなんだと思います。
同じ年の『みんな昔は子供だった』にも出演していて、子役として注目される存在になっていきました。
ただ、この活躍のあとに中学生になると、仕事は少しずつ減っていきます。
『女王の教室』で注目されたからこそ、そのあとの伸び悩みがよけいに悔しかったのかもしれません。
2014年『GTO』など学園ドラマに続々出演:
10代後半になると、伊藤沙莉さんは学園ドラマに次々と出演するようになります。
その中のひとつが、2014年に放送されたドラマ『GTO』です。
AKIRAさんが主演をつとめたシリーズで、伊藤沙莉さんは生徒の楠見加奈子を演じました。
『GTO』といえば、型破りな先生が生徒とぶつかりながら向き合っていく物語ですよね。
伊藤沙莉さんは、クラスの中でも印象に残るキャラクターとして存在感を出していました。
このころは、ほかの学園ものの作品にもよく出ていて、「どこかで見たことある子だな」と思っていた人も多いはずです。
主演ではなくても、少ない出番でしっかり記憶に残るのが伊藤沙莉さんの強みです。
いじめっ子やクセのある同級生など、ひとくせある役が多かったのも特徴です。
この時期にたくさんの現場で経験を積んだことが、のちの「名脇役」と呼ばれる評価につながっていきます。
地道な積み重ねって、やっぱり裏切らないんだなと感じますね。
『ひよっこ』でブレイクし『虎に翼』で朝ドラ主演
20代に入ると、伊藤沙莉さんの名前は一気に広まっていきます。
きっかけになったのは、ずっとコンプレックスだった朝ドラでした。
脇役として評価を高め、ついには朝ドラ主演までたどり着いた流れを見ていきましょう。
2017年NHK朝ドラ『ひよっこ』米子役で一躍ブレイク
伊藤沙莉さんが大きく注目されたのは、2017年のNHK朝ドラ『ひよっこ』です。
有村架純さんが主演したこの作品で、伊藤沙莉さんは安部米子を演じました。
本名は「米子」ですが、古風な自分の名前が気に入らず、周囲には「さおり」と呼ばせようと奮闘する、という愛されキャラです。
米屋の娘で、恋に一生けんめいな女の子でしたよね。
朝ドラのオーディションには何度も落ちていた伊藤沙莉さんにとって、念願の初出演でした。
ずっと「朝ドラはコンプレックス」と感じていたので、うれしさもひとしおだったと思います。
米子のはつらつとしたキャラクターは、朝の視聴者にもすぐに覚えられました。
ハスキーな声と、表情ゆたかな演技が「この子、だれ?」と話題になったんです。
ここから、伊藤沙莉さんの名前を知る人が一気に増えていきました。
「売れない子役」と呼ばれていた中学時代から考えると、本当に大きな一歩です。
あきらめずに続けてきた人が報われる瞬間って、見ているこっちまでうれしくなりますよね。
『獣になれない私たち』『ミステリと言う勿れ』で名脇役に
『ひよっこ』のあと、伊藤沙莉さんは話題のドラマに次々と出演します。
2018年の『獣になれない私たち』では、新垣結衣さん主演の作品で松任谷夢子を演じました。
職場の後輩という役どころで、リアルな演技が印象的でした。
そして2022年の『ミステリと言う勿れ』では、ヒロインの風呂光聖子を演じています。
菅田将暉さんが主演した人気作で、新人刑事として奮闘する姿を見せました。
まじめだけど少し不器用な役で、思わず応援したくなりましたよね。
この時期は映画でも高く評価され、2021年にはブルーリボン賞の助演女優賞を受けています。
主役のとなりにいるだけで物語に深みが出る、そんな「名脇役」として名前が知られるようになりました。
ほかにも、TAMA映画賞やヨコハマ映画祭など、いろいろな賞を取っています。
どの作品でも「この役、伊藤沙莉さんでよかった」と思わせる説得力があるのがすごいところです。
脇役で光り続けたからこそ、主演のチャンスもめぐってきたんだと思います。
アニメ『映像研には手を出すな!』で声優主演、『ちょっと思い出しただけ』で映画主演
名脇役として評価を高めた伊藤沙莉さんは、声優や映画の主演作品でも存在感を見せていきます。
そのひとつが、2020年に放送されたテレビアニメ『映像研には手を出すな!』です。
この作品で、伊藤沙莉さんはアニメづくりに情熱を燃やす主人公・浅草みどりの声を担当しました。
人見知りなのに、想像の世界に入ると止まらなくなるキャラクターを見事に演じ切り、声優としての高い表現力が話題になりました。
のちに制作された実写版のドラマや映画で浅草みどりを演じた齋藤飛鳥さんとは、お互いの浅草役についてメディアで対談したこともあります。
そして2022年の映画『ちょっと思い出しただけ』では、池松壮亮さんとダブル主演をつとめました。
伊藤沙莉さんが演じたのは、タクシー運転手の葉です。
ある男女の6年間を、1年に1日ずつさかのぼって描く、切ないラブストーリーでした。
自然体の演技が高く評価され、恋愛映画のヒロインとしても新しい一面を見せています。
コミカルな役から切ない恋の役まで、どれもちゃんと自分のものにできるのが伊藤沙莉さんの魅力です。
2024年『虎に翼』寅子役の主演と紅白歌合戦の司会に抜擢
2024年、伊藤沙莉さんはついに朝ドラの主演をつとめます。
作品は、2024年度前期の連続テレビ小説『虎に翼』です。
日本で初めての女性弁護士の一人をモデルにした物語で、伊藤沙莉さんは主人公の猪爪寅子を演じました。
この主演は、オーディションではなくNHKからのオファーで決まったそうです。
何度も朝ドラのオーディションに落ちてきた人が、今度はオファーで主演に選ばれたわけです。
なんか、ドラマみたいな話だと思いませんか。
寅子は、おかしいと思ったことに「はて?」と声を上げる女性です。
この「はて?」は大きな話題になり、たくさんの人の心に残りました。
作品の評価も高く、伊藤沙莉さんはザテレビジョンドラマアカデミー賞の主演女優賞などを受けています。
さらに同じ年の大みそかには、『第75回NHK紅白歌合戦』の司会の一人にも選ばれました。
子役時代から20年以上かけて、ついに国民的な女優になった1年だったと言えそうです。
伊藤沙莉の最新の活躍|2026年は『俺たちの箱根駅伝』に出演
『虎に翼』のあとも、伊藤沙莉さんのいそがしさは止まりません。
2026年はドラマ、映画、声優、舞台、CMと、まさにフル回転の1年です。
今まさに動いている最新の活躍を、ひとつずつチェックしていきましょう。
2026年10月期ドラマ『俺たちの箱根駅伝』で大泉洋と共演
2026年10月から、日本テレビ系で『俺たちの箱根駅伝』が始まります。
原作は、『半沢直樹』などで知られる池井戸潤さんの小説です。
放送は10月10日の土曜日、よる9時スタートとなっています。
主演は大泉洋さんで、箱根駅伝の生中継を担当する「大日テレビ」のチーフプロデューサー・徳重亮を演じます。
伊藤沙莉さんが演じるのは、徳重の部下でセンターディレクターの宮本菜月です。
センターディレクターは、生中継の現場をまとめる大事なポジションなんだそうです。
物語では、これまで中継を支えてきた人たちの思いに反するやり方が持ちこまれ、徳重と菜月がそれに反発していきます。
共演には山下智久さんや高橋克典さんなど、豪華なメンバーがそろっています。
完成試写会では、大泉洋さんと伊藤沙莉さんの軽快なやりとりに会場が大笑いしたそうです。
お正月の箱根駅伝を見る目が、ちょっと変わりそうなドラマですよね。
2027年1月15日公開『劇場版 虎に翼』で再び寅子役に
あの『虎に翼』が、映画になって帰ってきます。
『劇場版 虎に翼』は、2027年1月15日の金曜日に公開される予定です。
伊藤沙莉さんは、もちろん主人公の寅子役で主演をつとめます。
ドラマの続きをそのまま描くのではなく、完全オリジナルのストーリーになっているそうです。
キャッチコピーは「寅子が挑む最後の事件」で、どんな物語になるのか今から気になりますよね。
監督は梛川善郎さん、脚本はドラマと同じ吉田恵里香さんが担当します。
共演には岡田将生さんや森田望智さんなど、ドラマ版のキャストが再び集まります。
さらに南沙良さん、内田有紀さん、松本幸四郎さんといった新しい顔ぶれも加わります。
オープニングテーマには、ドラマでもおなじみだった米津玄師さんの「さよーならまたいつか!」が使われるそうです。
あの曲が映画館の大きなスクリーンで流れたら、ちょっと泣いてしまうかもしれません。
ドラマで寅子を応援していた人にとっては、見のがせない作品になりそうです。
『えんとつ町のプペル』『クレヨンしんちゃん』で声優としても活躍
伊藤沙莉さんは、声優としても大活躍しています。
2020年12月に公開されたアニメ映画『映画 えんとつ町のプペル』では、アントニオ役を担当しました。
お笑い芸人・西野亮廣さんの絵本をもとにした作品で、大きな話題になりましたよね。
そして2026年7月31日には、『映画クレヨンしんちゃん 奇々怪々!オラの妖怪バケ~ション』が公開されました。
伊藤沙莉さんはこの映画で、九尾の狐の妖怪「やこ」の声を担当しています。
やこは人間の姿に化けることができて、なんと年齢は500歳という設定です。
妖怪の国でしんのすけたちを案内する、気高い妖怪なんだそうです。
伊藤沙莉さんは、自分でも認めるほどの『クレヨンしんちゃん』好きだと話しています。
映画シリーズへの出演は念願だったそうで、しんのすけとの共演に大感激していたと言われています。
好きな作品に自分の声で参加できるって、ファンとしては最高の夢ですよね。
あのハスキーボイスが、妖怪のミステリアスな雰囲気にぴったり合っていそうです。
2026年11月〜蓬莱竜太作・演出の舞台『果てない』に出演
2026年の秋からは、舞台にも出演します。
2026年11月からは、シス・カンパニー公演の舞台に出演します。
作・演出を担当するのは、伊藤沙莉さんの夫でもある蓬莱竜太さんです。
この顔ぶれの中に伊藤沙莉さんがいると思うと、どんなお芝居になるのかワクワクしますよね。
東京公演は、2026年11月7日から12月6日まで、世田谷のシアタートラムで行われます。
そのあとは大阪など、各地での公演も予定されています。
テレビや映画とちがって、舞台はその場でしか見られない生の芝居です。
夫が書いた物語を、妻が舞台の上で演じるというのは、なかなか見られない組み合わせだと思います。
ドラマや映画とはまたちがう、伊藤沙莉さんの表情が見られそうです。
マクドナルドやポケポケなど2026年も新CMに続々起用
伊藤沙莉さんは、CMでもひっぱりだこです。
特におなじみなのが、マクドナルドのCMですよね。
2026年5月には、「夜マック」のCMに登場しました。
さらに2026年10月6日からは、三角チョコパイの新CM「でこぼこ収穫祭」篇が放送されています。
このCMでは、ガールズグループHANAのMOMOKAさんと共演しています。
MOMOKAさんの低音ラップとともに、「三角チョコパイの季節」がやってきたことを伝える内容です。
三角チョコパイのCMでは、毎年のようにキレのあるダンスを見せていて、子どものころのダンス経験が生きているなと感じます。
スマホゲーム『ポケポケ』のCMにも、2025年から続けて出演しています。
2026年は「開封の流儀」篇で、M!LKの曽野舜太さんやお笑いコンビ・シソンヌの長谷川忍さんと共演しました。
また、「それ、あるぜ」篇のCMも放映されており、カードを集める楽しさを伝えています。
どのCMでも、あの声と表情でつい見入ってしまうんですよね。
ドラマにCMにと、2026年も伊藤沙莉さんを見ない日はなさそうです。
まとめ
伊藤沙莉さんは、千葉県出身で9歳から芝居を続けてきた実力派女優です。
学校と仕事を両立し、高校卒業後は大学へ進まず、女優一本で歩む道を選びました。
仕事が減って悩んだ時期を乗りこえ、『ひよっこ』で注目され、『虎に翼』では朝ドラの主演に。
華やかな今の姿からは想像しにくい苦労もあったんですね。
その歩みを知ると、出演作をもう一度見たくなりませんか?
ハスキーな声を生かしたナレーションや声優の仕事も魅力のひとつです。
これからどんな役を見せてくれるのか、楽しみですね。

