アナウンサーとしてテレビで見るたびに、どこか親しみやすくて魅力的だなと感じる岩田絵里奈さん。
でもその笑顔の裏側には、意外すぎる過去や努力の積み重ねがあることをご存じでしょうか?
芸能界入りのきっかけは“ある請求書”、夢を諦めた理由は“テストの点数”。
そして父は名医、本人は進学校から慶應へ――そんなストーリーをたどっていくと、「ただの女子アナ」では収まりきらない人物像が見えてきます。
この記事では、岩田絵里奈さんの経歴・学歴・家族背景から性格や原点までを丁寧にたどりながら、彼女の知られざる一面をご紹介します。
読み終えたとき、きっと彼女の見方が少し変わっているはずです。
岩田絵里奈のプロフィールと魅力が伝わる人物像
- 本名:岩田 絵里奈(いわた えりな)
- 生年月日:1995年8月30日
- 年齢:30歳(2025年現在)
- 出身地:東京都世田谷区
- 身長:163cm
- 血液型:A型
岩田絵里奈さんは、今や日本テレビを代表する存在感を放つアナウンサーのひとりです。
身長163cmで、血液型はA型。笑顔が印象的な彼女は、視聴者からも「親しみやすい」と支持されることが多いですね。
でも、彼女の魅力は単なる外見や明るさだけではありません。
知性と芯の強さ、そして少し天然な一面もある…そんなギャップが、多くの人の心を惹きつけているのです。
実は、岩田さんは中学生の頃から芸能界で活動し、女優やモデルとしても活躍していました。
そして大学卒業後には、唯一受けた局・日本テレビに見事アナウンサーとして合格。
そんな一発勝負を選ぶあたりにも、芯の強さがにじみ出ていますよね。
ただの“かわいい女子アナ”では語りきれない――岩田さんの魅力は、知れば知るほど奥深いのです。
父親は名医!エリート家庭に育ったお嬢様の素顔
岩田絵里奈さんの父は、なんと慶應義塾大学医学部を卒業した医師。
大学病院などを経て、現在は川崎市内でクリニックを開業しているというから、その経歴はまさにエリート中のエリートです。
そんな父の背中を見て育った岩田さんは、幼い頃から「将来は医者になりたい」と思っていたそう。
実家は東京都世田谷区にあり、家族構成は両親と3姉妹の真ん中。
小さい頃からおとなしい性格で、妹について歩くような“引っ込み思案”な一面もあったそうです。
でも、成績はずっと優秀で、都内屈指の進学校・渋谷教育学園渋谷中学に中学受験で合格したあたりからも、努力家であることがわかりますよね。
医師の娘として育ち、勉強もできる。まさに“お嬢様”という言葉がぴったりな家庭環境。
とはいえ、どこか人懐っこくて飾らない雰囲気もあるのが、岩田さんらしさでもあります。
表面だけ見れば「完璧」と思われがちですが、そうじゃない部分も彼女の魅力なんですよね。
名付けの由来に秘められた家族の想い
「絵理奈」という名前には、家族の愛情がしっかりと込められています。
実はこの名前、父が大ファンだった「サザンオールスターズ」の名曲「いとしのエリー」にちなんで名付けられたもの。
あの有名なラブソングの“エリー”を、娘の名前に重ねるなんて…ちょっとロマンチックですよね。
音楽を愛する家庭で、ユーモアと愛情に包まれて育ったことが、このエピソードからも伝わってきます。
名前に込められた想いって、実はとても深くて、その人の人生にじんわりと影響を与えているもの。
岩田さんの柔らかくて人を引きつける雰囲気は、きっとそんな温かい家庭環境から育まれたのでしょうね。
“名前の由来がサザン”っていうと、少し意外に思う人もいるかもしれませんが、逆にそこがまた彼女らしい。
華やかな世界にいながらも、どこか庶民的で人間味がある――そんな魅力が、岩田さんにはあるのです。
輝かしい学歴と意外な進路変更の理由

慶應義塾大学文学部を卒業し、今やアナウンサーとして大活躍している岩田絵里奈さん。
でも、もともとの夢は「医者になること」だったというから驚きです。
お父さんが慶應医学部出身の医師ということもあり、自然とその道を目指していた岩田さん。
そんな“お医者さん志望の優等生”が、どうしてアナウンサーへと進路を変えたのか。
その理由は、ある“テストの点数”に隠されていたのです。
医者志望からアナウンサーへ──進路を変えた“14点”の衝撃
小さい頃から、岩田さんは“将来は医師になる”と信じて疑わなかったそうです。
でもその夢が大きく揺らいだのは、高校2年生のとき。
ある日のテストで、生物14点・化学14点・物理4点という、衝撃的な点数を取ってしまいます。
まさかの“合計32点”という現実に、さすがの岩田さんも「向いてないかも…」と気づいたんですよね。
ちなみに彼女、当時から手術シーンなど医療系の映像がちょっと苦手だったそう。
「冷静に考えたら、ドラマの手術シーンでも目をそらしてた」
と語っていて、今思えば、その時点で答えは出ていたのかもしれません。
その後、日本史のテストでは良い点が取れたこともあり、文系への進路変更を決意。
「助かった!」と本人も笑って話していますが、それってすごく正直で素直な選択ですよね。
無理に憧れを追い続けるのではなく、“自分に合っている道”を見極める決断。
この経験があったからこそ、今の岩田さんがあるんだろうな、と思わされます。
渋谷教育学園渋谷〜慶應文学部までの道のり
岩田さんが通っていたのは、東京都内でも屈指の難関校、渋谷教育学園渋谷中学・高校。
中学受験で合格しており、その時点ですでに高い学力を持っていたことがわかります。
この学校は完全な中高一貫校で、高校からの募集はなし。
偏差値も72〜73と非常に高く、毎年東京大学や京都大学、早慶への合格者を多数出しています。
岩田さんはそんな進学校で勉強しながら、芸能活動も並行していたというのだから驚きです。
高校時代は部活には入らず、友達とお菓子を食べながら語り合ったり、トランプをして過ごす日々。
一見、ゆるやかな青春を送っていたようにも見えますが、勉強と仕事を両立するのは決して楽なことではありません。
そして大学は、父親と同じ慶應義塾大学へ。
ただし進んだのは医学部ではなく文学部。
もちろん、一般受験で合格しています。偏差値は65とこちらも十分に難関。
大学ではマジック教室に通ったり、ミスコンに挑戦したりと、新しいことにチャレンジする日々を過ごしました。
こうして学力、好奇心、努力、すべてを備えた“才色兼備”な大学生活を経て、彼女はアナウンサーとして新しいステージへと進んでいくのです。
なんというか…努力だけじゃたどり着けない運命の流れ、みたいなものも感じますよね。
芸能活動の原点と“ポスト竹内結子”の過去

中学生で芸能界入りし、女優やモデルとしても活躍していた岩田絵里奈さん。
“ポスト竹内結子”とも呼ばれたほどの将来有望な逸材だった時期もありました。
でも、その華やかなキャリアの始まりには、ちょっと意外な動機と家族とのエピソードが隠されていたんです。
芸能界入りのきっかけは「借金返済」!?
岩田さんが芸能界に足を踏み入れたのは、わずか13歳のとき。
中学1年生の夏休み、音楽をケータイでダウンロードしまくってしまい――
なんと、数十万円の請求が家に届いたそうなんです。
両親は大激怒。当然ですよね…。
「お金のありがたみを知りなさい!」と叱られ、岩田さんはその“親への借金”を返すために、芸能活動を始めることにしたんです。
最初は芸能事務所からのスカウトを断っていた彼女。
「私は医者になるので」と言い続けていたそうなんですが、家庭の事情もあり、ついに決意。
所属したのは、大手スターダストプロモーション。
芸能活動をするとはいっても、「学業優先」であることを事務所と約束してのスタートでした。
この時点で、すでに“ちゃんと考える子”だったんだなと思います。
中学2年では『ミスセブンティーン2009』のファイナリストに選ばれ、同じ年に芸名「岡崎歩美」で本格的に活動を開始。
「借金返済」というきっかけは意外だったけど、それがあったからこそ、今の岩田さんがいるんでしょうね。
女優・モデル・アイドルとしての顔
芸能活動を始めた岩田さんは、すぐに注目を集めるようになります。
中学3年生だった2010年には、雑誌『別冊マーガレット』のオーディションでグランプリを獲得。
同年にはBSドラマ『ニコニコ少女』で主演デビューも果たし、「ポスト竹内結子」と紹介されたことも。
当時の芸名は「岡崎歩美」。透明感のあるルックスと演技力が高く評価されていました。
高校生になると、同じ事務所に所属する夏緒さん、秋元帆華さんとアイドルユニット「Mignon(ミニョン)」を結成。
モデルやバラエティ、ドラマと、活動の幅もどんどん広がっていきました。
大学1年生のときには、人気ファッション誌『CanCam』の読者モデルにも抜擢されるなど、着実にキャリアを積み重ねていたんです。
だけど、芸能活動は長く続きませんでした。
芸能界にそこまでの未練がなかったことや、“親への借金”が返済できたこともあり、大学1年の2014年をもって引退。
女優やアイドルとしての道を選ばず、彼女は「テレビの中で笑顔を届ける側」、つまりアナウンサーという新しい夢へと歩みを進めていきます。
それにしても、「ポスト竹内結子」とまで言われた人があっさり芸能界を離れるって、ちょっと不思議に思えますよね。
でもその潔さと決断力こそ、岩田絵里奈さんの芯の強さを表している気がします。
学生時代の岩田絵里奈はどんな人だった?

優秀で芸能活動もしていた岩田絵里奈さんですが、実はとてもユニークで親しみやすい性格だったようです。
見た目の印象とのギャップや、おちゃめな一面が多くの人の心をつかんできました。
「勉強ができるお嬢様」なだけじゃない、岩田さんの“素”が垣間見える学生時代のエピソードをご紹介します。
ギャップが武器!“詐欺”とまで言われた親しみキャラ
渋谷教育学園渋谷高校に通っていた頃、岩田さんはほぼ「帰宅部」。
友達とお菓子を食べながらトランプをしたり、放課後に何気ない会話を楽しむような、のんびりした日々を送っていました。
一見するとおしとやかそうに見える彼女ですが、実はけっこう“おもしろキャラ”。
校内では「ギャップのある人選手権」で堂々の1位を獲得したこともあるんです。
本人いわく、「意外だね」は一番やさしい評価で、大体は「詐欺」とか「残念な人」と言われることが多かったとか…。
なんだか親近感が湧いてきますよね。
確かに、テレビで見る岩田さんも、見た目は落ち着いているのに、話し出すととっても軽やかでユーモアたっぷり。
その“ギャップ力”は、すでに学生時代から完成していたんでしょうね。
モノマネ、マジック…意外な特技と笑いへの情熱
岩田さんの魅力は、そのユニークな発想力にもあります。
慶應義塾大学に進学した後、彼女は毎週“マジック教室”に通っていたそうなんです。
今でも特技はマジックで、常にトランプを持ち歩いているというから、本気度が伝わってきますよね。
また、お笑いが大好きで、大学時代のインタビューでは「私の生き甲斐は笑いを取ること」とまで語っていました。
ローラさんのモノマネや変な踊りを披露しては、場の空気を和ませていたそう。
お父さんが関西出身ということもあって、家の中も“笑い”の文化が根づいていたのかもしれません。
「クオリティはまだまだだけど、磨いていきたい」と話していたその向上心もまた、彼女らしいですよね。
こうしたユーモアへの情熱が、のちにアナウンサーとしての魅力にもつながっているのだと思います。
“かわいくておもしろくて、しかもマジックもできる”なんて、ちょっとズルいくらい。
だからこそ、岩田絵里奈さんはただの“女子アナ”という枠では語れない存在なんでしょうね。
日本テレビ入社後のキャリアと評価

2018年、日本テレビにアナウンサーとして入社した岩田絵里奈さん。
実はアナウンサー試験は日テレの1社しか受けていなかったというから、本当に“一発勝負”だったんですよね。
それでも見事合格し、入社直後から注目の存在に。
持ち前の明るさと堂々とした立ち振る舞いで、瞬く間に“次世代エース候補”と目されるようになります。
シューイチからスッキリへ、期待されるエース候補
2018年の秋、入社から間もないタイミングで、情報番組『シューイチ』のレギュラーに大抜擢。
同期の市來玲奈さんと並び、「新人なのにこの起用!?」と話題になりました。
番組では、ニュース読みだけでなく、バラエティ的なコーナーにも柔軟に対応。
その“使いやすさ”と“安定感”は、まさに即戦力級だったと評判になりました。
そして2021年、ついに大きな転機が訪れます。
朝の情報番組『スッキリ』で、水卜麻美さんの後任として総合司会に就任。
この人事には、業界内でも「えっ、もう絵里奈さんが!?」と驚きの声が多かったとか。
それでも彼女は、プレッシャーを感じさせずに自然体で番組を回し、見事に期待に応えていきました。
難しいニュースも、笑顔のトークも、すべてをこなすその姿に「将来の日テレの顔になるんじゃないか」と言われるのも納得です。
見ていて安心感がある、だけど華もある。
まさに“次世代のエース”としてふさわしい存在ですよね。
元芸能人だからこその強みと誤解
岩田さんは“元女優”という経歴を持っていることで、視聴者からの注目度も一際高い存在です。
中学時代からスターダストプロモーションに所属し、ドラマやモデルなど幅広く活動してきた過去があります。
だからこそ、カメラの前での見せ方や立ち居振る舞いは、他の新人アナとは一線を画していました。
緊張しているように見せず、自然な笑顔で話せるのも、そうした経験が土台にあるからなんですよね。
一方で、その“元芸能人”という肩書きが、時に誤解を生むことも。
「元乃木坂46だった?」なんて噂が流れたこともありましたが、それは完全な誤解。
実際には乃木坂とは無関係で、たまたま同期の市來さんが元メンバーだったことから混同されたようです。
また、「元女優だから注目されているだけ」と見る声もあったようですが、入社直後からしっかり仕事をこなしてきた実力を見れば、それが的外れなのは明らか。
むしろ芸能活動を通して培った“対応力”や“表現力”が、今の彼女の武器になっているんだと思います。
過去を踏まえ、それをしっかり自分の糧にできるって、簡単なようで難しいこと。
そこが、岩田絵里奈さんのすごさなんですよね。
まとめ
- 岩田絵里奈さんは、医師志望からアナウンサーへと進路を変えた芯の強い努力家
- 学業と芸能活動を両立し、学生時代から多才さと親しみやすさを発揮
- 元芸能人という経歴を強みに、日本テレビで“次世代エース”と期待されている存在
岩田絵里奈さんの人生は、予定通りではなく、何度も「自分らしい選択」をしてきた軌跡のように思います。
医者になる夢が“32点のテスト”で揺らぎ、芸能活動も“借金返済”がきっかけだったり…。
でもそのすべてが今につながっていて、彼女の言動や空気感に深みを与えているんですよね。
外見だけではわからない、内面のユーモアや誠実さ、そして家族に愛されて育った背景。
どこか親しみやすくて、だけど芯のあるその人柄が、多くの人を惹きつける理由なんだろうなと感じさせられます。
これからもっと大きく飛躍していくんだろうな、そんな予感がしますよね。